振袖はデザインやカラーなど種類豊富に展開されているので、選ぶときにも迷ってしまいますよね。

そして振袖も洋装と同様にトレンドがあるのですが、今、柄の少ない振袖がトレンドなんです。

どのような魅力があるのか、選び方とともに解説していきましょう。

柄の少なめの振袖とは？

振袖と言うと一般的には、和装ならではの華やかで大胆な柄を想像するのではないでしょうか。

しかし近年では柄の少ない振袖や、無地の振袖がトレンドとして注目を集めているんです。

柄が入っていてもちょっとした文様、地紋、刺繍のみのものもめずらしくありません。

カラーについてはさまざまな種類があり、柄が少なめなぶんグラデーションが華やかであるなど、工夫を凝らしてあります。

「振袖の柄が少ないとさみしい印象になってしまわない？」と不安を覚えるかもしれませんが、柄の少ない振袖には選ばれている理由とメリットがあります。

柄が少ない振袖のメリット

柄が少ない振袖には、派手な振袖と違いスッキリとした魅力があります。

派手すぎず、洗練されたイメージを引き立てたいときには特におすすめできるでしょう。

また、ふくよかな方や体型を気にしている方、バストのサイズが気になる方は柄の多い振袖によって余計に膨らんで見えてしまう可能性があります。

柄の少ない振袖ならすっきりして見えるので、スリムに映るでしょう。

「着物は着膨れしちゃうから苦手」というイメージの方も、柄の少ない振袖を選ぶことで印象が変わるかもしれません。

また、柄の少ない振袖はその分小物が引き立ち、印象的に見えるのも特徴です。

おしゃれな小物をメインにした振袖コーデを実現したいときには、あえて柄の少ない振袖を選ぶことで理想のスタイルに近づけやすくなるでしょう。

振袖の柄選びで知っておきたい 「絵羽柄」とは？

振袖の柄は、一枚の絵画のようにつなげて描かれているものがあります。

このような柄は「絵羽柄」と呼ばれ、その中でもさらにいくつかの種類があります。

まず「総模様」と呼ばれるのが、全体に絵羽模様が描かれている振袖です。

豪華で華やかな印象を引き立てられるでしょう。

続いて「肩裾模様」と呼ばれる模様は、衿や胸、肩、裾に絵羽模様が入っています。

そのほかに、裾だけに模様のある着物は「裾模様」と呼ばれています。

これは既婚女性の第一礼装である、黒留袖や色留袖でよく見られる柄です。

柄が少ない振袖の選び方

柄が少ない振袖を選ぶときには、柄の代わりにどんな部分でおしゃれに見せたいかを考えてみましょう。

例えば「小物を目立たせるコーデで華やかさを演出したい」というときには、先に小物を決めた上で振袖を決めるのがおすすめです。

使いたい小物が決まったら、その小物が差し色となるように、小物が引き立つ色の振袖を探してみましょう。

振袖と小物は、補色の関係性にあるものを選ぶのがおすすめです。

補色とは、色相環で反対の位置にあるカラーのことです。

青なら黄色、赤なら緑が補色となり、お互いの色を引き立てる役割を果たします。

柄の少ない振袖を選ぶことによってますます小物が目立ちやすくなり、小物を主役にした振袖コーデが叶えられるでしょう。

柄が少ない振袖は色も大事！

柄の少ない振袖を選ぶときには、カラーにも注目して選びましょう。

人気なのは、やはり和装ならではの華やかさ、ゴージャスさを引き立ててくれる赤です。

赤は振袖の王道カラーであり、トレンドに関係なく高い人気を誇っています。

柄が少なめでも十分に華やかになるので、「トレンド感を演出したいけど、地味になりすぎるのは嫌」という人には特におすすめです。

レトロな雰囲気や、ポップな雰囲気を実現したいときにも重宝する、ぜひ候補に入れておきたいカラーですよ。

よりクールなイメージにしたいのなら、ネイビーや濃いめの青色もおすすめです。

ブルー系のカラーは大人っぽさ、落ち着き、知性など感じさせてくれるでしょう。

クラシカルなコーデや、より上品なイメージがお好みの方にぴったりです。

そのほかにも、スタイリッシュで洗練された印象の黒や白の振袖も違ったイメージになります。

まとめ

振袖でトレンド感や抜け感をアピールしたいのなら、あえて柄の少ない振袖を選んでみてはいかがでしょうか。

すっきりしたデザインは落ち着きを感じさせ、上品でまとまりのある振袖コーデを実現してくれますよ。

成人式サロンKiRARAでは、かわいらしい振袖からクールな振袖までイメージに合った振袖スタイルのご提案をさせていただきます。