振袖を選ぶときに多くの人が注目する大切なポイントとなるのが、柄ではないでしょうか。

「好みの柄だから選んだ」「着てみたい柄があるから選びたい」という人も多いと思いますが、一方で「どんな柄があるのかわからない、知ってから決めたい」という人もいるでしょう。

振袖には、縁起のいい柄がさまざまありますので定番の種類を理解して好みのものを選んでくださいね。

定番のお花柄

振袖では、明るく華やかな雰囲気になるお花をモチーフにしたものが少なくありません。

例えば、振袖以外にも梅は「縁起のいいお花」として有名ですよね。

梅はまだ寒い時期に咲くため、強さを備えた花として知られています。

縁起がいいだけでなく、強くたくましい象徴として選ぶのもいいかもしれません。

続いて、桜も定番の人気柄です。

入学シーズンの象徴でもある桜には、新しい出発、門出といった意味があります。

成人式も新しい門出のお祝いですから、桜がぴったりと言えるでしょう。

続いて、菊も振袖の定番柄です。

「弔事をイメージしてしまうのでは？」という印象を持ってしまう人もいるかもしれませんが、お金やパスポートの紋章として使われているように、気高いお花なのです。

邪気を払い、不老長寿の象徴としても親しまれていますので、縁起のいいお花として候補にいれると良いでしょう。

また牡丹も、縁起の良いお花として知られています。

高貴で裕福な印象があるため、これからの将来が明るいものとなるよう願いを込められるでしょう。

冬でも葉を落とさない椿も、気高さの象徴として親しまれています。

永遠の美しさなどを表す意味もあり、和装の美しさもあって凛とした雰囲気を叶えてくれるでしょう。

お花は種類だけでなくカラーも振袖の印象を変えますので、さまざまなデザインを比較しながら好みの振袖を探しましょう。

縁起のいい生き物の柄

お花に続き、振袖の柄で定番なのが生き物を取り入れた柄です。

例えば長寿の象徴となる鶴は、日本的なイメージも兼ね備えていますよね。

成人式をはじめ、結婚式などのおめでたいシーンでも定番です。

続いて、可憐な印象を引き立ててくれる蝶です。

さなぎへから生まれる美しい蝶は、生まれ変わりや成長に関連したシーンでよく使われます。

成人式のように、成長を祝い今後の幸福を願う場面にぴったりです。

続いて、鳳凰と呼ばれる鳥の柄を目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

鳳凰は元々、中国から伝わった想像上の鳥で、立派な羽や尾がゴージャスな印象を演出します。

不老不死や邪気払いといった縁起の良い象徴であるほか、華やかなデザインも振袖に映えるでしょう。

大胆なデザインや、派手で目立つ柄がお好きな人におすすめです。

古くから伝わる古典的な縁起のいい柄

定番のお花柄として「梅」を挙げましたが、同じく松竹梅も定番の柄です。

料亭のメニュー名など、柄に限らず幅広いシーンで使われる松竹梅ですが、振袖の柄にしても映えます。

生命力や忍耐力の象徴として扱われているため、成人式のような門出にぴったりでしょう。

続いて、御所車や花車と呼ばれる車も古くから親しまれている定番柄です。

御所車とは、貴族が交通手段としていた牛車のことです。

そして花車は、御所車に花を飾りより華やかにしたものです。

王朝文様として親しまれる、エレガントで好印象な柄です。

その他にもまだまだある魅力的な柄

成人式のようなお祝いの場には、おめでたい柄がぴったりです。

例えば熨斗のように、日頃からおめでたいシーンで使われているモチーフを取り入れた柄もおすすめです。

振袖の柄としては、細長い熨斗を文様にしてまとめた「束ね熨斗」が定番です。

さらに、ころころと丸いフォルムがかわいらしい手毬も魅力的ですよね。

手鞠には、そのフォルムにちなんで「トラブルも丸く収まる」「平和な未来」というような意味が込められています。

さらに、牡丹雪をモチーフにした雪輪と呼ばれる幾何学のような柄も、でんとうのある定番の柄です。

雪の性質から雪溶けや豊作、苦しい時期からの解放を意味する吉祥文様であり、おめでたいシーンに最適です。

雪輪はほかの柄と組み合わせられることも多く、お花と雪輪や生き物と雪輪といったデザイン性の高い柄も選べるでしょう。

まとめ

振袖にはお花や生き物をはじめたくさんの柄があり、それぞれに意味や込められた願いが違います。

「素敵！」「これを着たい！」と思える好みの柄を見つけることで、成人式がもっと楽しみになるはずです。

成人式サロンKiRARAでは多数の振袖を用意していますので、お好みの振袖がきっと見つかりますよ。