2024.1.24
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振袖にシミがあったときはどうする?自分で落とせる?トラブルを避けるには
デザインや色味など細部まで美しい振袖ですが、だからこそ少しでも汚れているとどうしても目立ってしまうものですよね。
特に、さっと拭いただけでは落ちることのないシミは、振袖の印象を著しく変えてしまいます。
気になるシミは自分で落とすことができるのか、適切な対処方法とともに解説していきます。
振袖が汚れているときはどうすればいい?
美しい振袖は「家系の宝物」として代々受け継がれていることも少なくありません。
おばあちゃんからお母さんへ、お母さんから子どもへと継がれていく振袖は、他に変えがたくまさに宝物と言えるでしょう。
一方で、それだけ長いあいだ振袖を手元で管理するのは、簡単なことではありません。
振袖は洋服とは違い、気軽に身につけて、洗濯をできるものではないのです。
汚れてしまったときには、適切な方法での処理が必要です。
特に、数年単位でできているシミや変色は、扱いがとても難しいと言えます。
洋服でも古いシミは対応が難しいものですが、振袖となれば生地や染色を傷つけてしまうこともあるでしょう。
そのため、振袖の汚れはきちんと専門店へ相談することをおすすめします。
着物のお手入れやクリーニング、染み抜きに対応している店舗へ相談を持ち掛けましょう。
場合によっては、専門家でもきれいに直すことは難しい場合もあります。
それでも、自分で判断してしまわず専門的な目から見極めることが大切です。
古いシミを自分で直したいときには?
「業者に頼むと高い」
「ちょっとしたシミだから自分でどうにかしたい」
このような思いから、古いシミを自分で落としたいと考えている人もいるでしょう。
結論からお伝えしますが、振袖のシミを自分で落とすことはやめてください。
ネットで検索をすると、自分でシミを落とす方法がヒットし、「自分でも簡単にできるかも」と思えるかもしれません。
しかし実際のところ、振袖のシミ落としをご家庭で行うというのは、とてもおすすめできないリスキーな行為です。
自己流でシミを落とそうとしたことによって、取り返しのつかない事態に陥ることもあります。
もし、シミ抜きに失敗して生地そのものがダメになってしまえば、シミを落とすことよりもはるかに複雑な修繕が必要になります。
状態によっては大切な振袖を二度と着られなくなってしまうかもしれません。
そうしたリスクを理解した上で、自己責任で行うのであれば自分でシミを落とすという方法もないとは言いません。
しかし大事にしている振袖であれば、安易な方法に頼らずきちんと専門家へ相談する以外に道はないと言えます。
振袖のシミは種類を見極めることが大切
振袖にできてしまうシミには、種類があります。
ひとつは「コーヒーをこぼしてしまった」「醤油がついてしまった」というようなシミです。
もともと色の強いものがついてしまったことでシミになっている場合には、こちらのパターンと言えるでしょう。
このようなシミは、汚れの原因になったものを見極め、適切な薬品で処理をすることできれいに落とせる可能性があります。
中には薬品そのものが生地に影響してしまうこともありますが、専門家の目線から丁寧に対応すれば問題ないでしょう。
そのほかのパターンとして、なんらかの理由でできたシミが経年変化、経年劣化しているケースもあります。
こちらのシミの方が、前者のパターンよりも難しいと言えるでしょう。
この場合、生地そのものが変色・黄変していると、シミだけを落とそうとしても生地の地色まで落ちてしまう可能性が高くなります。
「気になるシミだけを落としたので、本来の状態になりました」とはなりにくく、一筋縄ではいきません。
まずシミを落とすという点は変わりませんが、その後「染色補正」と呼ばれる対応が必要になるでしょう。
生地の色が落ちてしまったところに改めて色修正を行うことで、きれいな状態へ導かなければいけません。
そういうと非常にシンプルですが実際には難易度が高く、失敗すれば振袖の状態を悪くしてしまいます。
職人目線では、対応が難しくリスクがあり、割に合わない仕事と言えるでしょう。
そのため「対応不可」としている店舗も多いのです。
何十年も前にできたシミはあきらめるしかない?
受け継いでいる振袖の場合には、数年単位で染み付いている古いシミや変色もあるかもしれません。
こうしたシミはどうしても難易度が高いですが、信頼できる業者へ相談することできれいにすることができます。
何より、シミの状態は素人目に判断するのは難しいものです。
まずは店舗へ持ち込み、判断してもらうことが大切です。
強固なシミで、どこかの店舗で「うちでは難しいです」と断られた場合でも、他の店舗へ持ち込むことで直してもらえることもあります。
さらに「どのくらいきれいにするのか」という程度の問題もあります。
「全く何もないようにきれいにすることは難しいけれど、近くで見なければわからないくらいにきれいにする」ということであれば、依頼できることもあるでしょう。
「今よりも改善したい」という時には、とにかく一度相談してみることで解決へ導けるかもしれません。
まとめ
振袖のシミは、普段着や一般的な洋服にできてしまったシミと違い、きれいな状態へ導くのが難しいものです。
そのため状態によっては業者へ依頼しても断られてしまう可能性もありますが、自分でシミを落とすことだけは避けてください。
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