卒業式で袴を着用するとき、悩んでしまうポイントになりやすいのが「足元」です。

着物には草履を合わせることが一般的ですが、最近ではブーツを合わせるスタイルも増えています。

それぞれにメリットやデメリットがありますので、どちらを選ぶか悩んでいるときにはどちらの特徴も確認していきましょう。

卒業袴にブーツを合わせるメリットとは？

卒業式の袴というと、和装であることから足元も和装の定番である草履を合わせることが一般的です。

しかし最近では、ブーツを合わせる和洋折衷なスタイルも増えています。

ブーツを合わせたスタイルは、レトロ、ハイカラといったキーワードがマッチするようなスタイルになります。

それは、袴にブーツというコーデが、明治時代から大正時代に流行った女学生スタイルの定番だからこそ。

当時のクラシカルな雰囲気がお好みの人にとって、理想のスタイルを実現できるコーディネートとなるでしょう。

また、魅力はおしゃれな雰囲気だけでなく歩きやすいという点にもあります。

和装に合わせる定番の草履ですが、普段あまり履く機会がないからこそ実際に履いた時に動きにくさを感じてしまう人も多いものです。

スムーズに歩けず、足を痛めてしまうとなるとせっかくの卒業式も大きなストレスになりかねません。

日頃から履いているブーツなら、ストレスなく過ごしやすくなるでしょう。

さらに、卒業式当日に天気が悪かった時にも、ブーツなら過ごしやすいというメリットがあります。

草履の場合、雨が降ると足袋が濡れてしまうこともあるでしょう。

ブーツなら素材によっては長靴の代わりを果たしてくれ、濡れにくいだけでなく寒さ対策もできます。

卒業袴にブーツを合わせるデメリットとは？

一方で、袴にブーツというスタイルでは着脱が面倒になりやすいというデメリットもあります。

卒業式を体育館やホールのような場所で行う場合、多くのケースでは土足のまま入っても構わない状態になっていますが、場合によっては着脱が必要になるでしょう。

草履ならすぐに着脱できますが、ブーツとなると簡単にいきません。

着物や袴を着用した状態では屈むのも大変に感じたり、着脱にあたって着崩れたりする可能性もあります。

また、ブーツを脱ぐ機会がなかったとしても、例えば紐がほどけることはあるでしょう。

途中でブーツの紐がほどけてしまったとき、結び直そうとしたときにも動きにくさを感じるかもしれません。

卒業式の袴に草履を合わせるメリットとは？

草履は、和装の定番アイテムです。

どこか古風でフォーマルな印象になることから、上品に袴を着こなしたい人にぴったりです。

上品な柄やカラーの着物、袴との相性も良いでしょう。

品格を感じさせ、式典にふさわしいスタイルを実現できますよ。

もちろんトレンド感のあるデザインとの相性もいいため、振袖のタイプを選ばずまとまりのあるスタイルを叶えられます。

また、前述と対照的な要素として、草履はブーツに比べると着脱しやすい点も魅力です。

草履を脱がなければいけないときにも、立ったままさっと脱げるでしょう。

卒業式の袴に草履を合わせるデメリットとは？

草履の特徴として、履き慣れていない人の場合、鼻緒ずれが起きやすい点には注意が必要です。

普通に歩いているつもりでも、足が痛くてつらい……という状態になりかねません。

たくさん歩く予定がある人や、ストレスを感じたくない人は履き慣れた靴を合わせるのも良いでしょう。

とはいえ、鼻緒ずれは必ず起きるものでもありません。

あらかじめ鼻緒をほぐしておくなどの工夫次第で、感じにくくなりますので履き方を工夫してみるのも良いでしょう。

卒業袴に合うブーツの選び方

袴に合わせるのであれば、過度な装飾がなく、すらりとしたシルエットのブーツを選びましょう。

袴は裾の部分にボリュームがあることから、すらりとしたブーツを合わせることでバランスをとりやすくなります。

シンプルなデザインは、フォーマルな場にもマッチしますよ。

また、ショートブーツではなくある程度長さのあるブーツを選ぶことも大切です。

足首がきちんと隠れていないと、バランスの悪いスタイルになってしまいますので注意しましょう。

実際に着物や袴を試着しながら、理想のバランスを探してみるのもいいかもしれません。

成人式サロンKiRARAでは、卒業式を華やかに迎える袴を多数取り揃えています。

デザインやコーデ、ヘアメイクなどのご相談にもお応えしますので、理想の袴スタイルを叶えたいときには、お気軽にご相談ください。

まとめ

卒業式の袴には、ブーツや草履を合わせることが多いものです。

それぞれにメリットもデメリットもありますので、自分の理想のスタイルを踏まえて選んでみましょう。

卒業式の袴に関するご相談は、成人式サロンKiRARAへお聞かせください。